消費者金融って、いっぱいありますよね。いっぱいあるのは選択肢が広がっていいと言えばいいのですが、結局どこ選べばいいのか悩みませんか?大手の消費者金融だけでも、プロミスやらアコムやらアイフルやらSMBCモビットたくさんあって、町中でも電車の中でもテレビでもネットでも、大量に広告を目にしますよね。
ところが、いざカードローンを利用しようと思うと困ってしまいます。どういう基準でどのように選べば、自分にとってお得になるのか…
それに、どうしてもお金を消費者金融から借りるのは不安がつきものですよね。少しでも滞納したら家に怒鳴り込まれるんじゃないかとか、会社まで電話をかけてくるんじゃないかとか。
そこで今回の記事では、消費者金融の選び方をご説明したいと思います。
- 消費者金融にはどんなメリット・デメリットがあるの?
- 消費者金融って危なくないの?
- 借りる手続きは面倒くさくないの?
こんな疑問・不安を抱えている方は、ぜひ読んでいただければと思います。
目次
大手消費者金融の一覧
まずは、大手の消費者金融の一覧を紹介します。おすすめ順に以下のようになっています。
金利 | 限度額 | |
---|---|---|
プロミス | 4.5~17.8% | 500万円 |
アコム | 3.0~18.0% | 800万円 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 800万円 |
SMBCモビット | 3.0~18.0% | 800万円 |
ノーローン | 4.9~18.0% | 300万円 |
ほとんどの大手消費者金融が銀行の傘下の企業となります。銀行のカードローンよりサービスが充実している為、利用者が増えています。
次に消費者金融のメリットについて紹介します。
消費者金融の最大のメリット
消費者金融でお金を借りるメリットは何でしょうか。
結論から言うと、以下の4点が挙げられます。
- 審査が早い。
- インターネットですべての手続きを完結できる
- 多様な返済日と返済方法がある
- 金利は高いけど、無利息サービス等のサービス面が充実している
それぞれご説明しますね。
審査が早い
「3時間後に5万円必要になった!」というケースでも、消費者金融だとどうにかなるのがよいところです。とにかく審査が早くて、場合によっては申込から1時間ほどで借入までできることもあります。申込当日にお金を借りられることを「即日融資」と言うのですが、むしろ大手の消費者金融で即日融資できないところを探すのが大変ではないかと思われるほどです。
もちろん、深夜23時に申し込むなど時間帯や審査状況などによっては即日融資できない場合もあるのですが、それでも早くお金を借りられるのはメリットですよね。
インターネットですべての手続きを完結できる
最近では買い物も何でもネットで済んでしまう時代ですが、カードローンも同様です。申込どころか、契約も借入も返済も、すべてネット上で可能。極端な話、家から一歩も出ずにカードローンを利用することさえ可能です。
ネットで完結するので、出かける手間はありませんし他人に見られてしまう心配もありません。ネットで申し込まない理由がないくらいですよ。
多様な返済日と返済方法がある
お金を借りるわけですから、どうしても返済のことが気になりますよね。自分の給料日が25日なのに給料日前の20日が返済…なんてことになったら困ってしまいます。
消費者金融がよいのは、返済日や返済方法の選択肢がたくさん用意されていることです。
例えば、プロミスで見てみますと、返済日は毎月5日、15日、25日、末日の4通りありますし、返済方法はネット・口座振替・店頭窓口・プロミスATM・銀行ATM・コンビニATMと6種類もあります。
プロミスの選べる返済日と返済方法
- 毎月5日
- 毎月15日
- 毎月25日
- 毎月末日
6つの返済方法から選択できます!
- ネット
- 口座振替
- 店頭窓口
- プロミスATM
- 銀行ATM
- コンビニATM
これだけ選べると、返済しやすいのが助かりますよね。給料日が25日だとしても、末日返済にすればだいぶ楽になります。
金利は高いけど、無利息サービス等のサービス面が充実している
消費者金融の上限金利は、実質年率18.0%。これだけ聞くと、かなり高いような気がしますよね。10万円程度の少額借入の時にこれぐらいの金利がつくことが多いようです。消費者金融には一定期間の「無利息サービス」があります。
これは会社によって若干異なりますが、例えばプロミスだと「初回出金日から30日間は利息ゼロ」。10万円借りても30日以内に返せば利息がつかないというすぐれものです。無利息サービスを受ける条件もメールアドレスの登録とWEB明細の登録のみなので気軽に利用できます。
利用の仕方によってお得になりやすいのが消費者金融のメリットとなります。
詳細はこちら ⇒ プロミス
消費者金融の審査通過率について
消費者金融に限らず、お金を借りるときには「審査」というものがあります。
これは、申し込んだ人にお金を貸してもちゃんと返してくれそうか、収入や会社名、あるいはその人の信用情報(過去の金融機関使用履歴など)をチェックするものです。この審査に落ちてしまうとお金を借りることはできないのですが、実際の通過率の参考値が大手消費者金融から公開されています。
ブランド名 | 審査通過率 |
---|---|
プロミス | 45.1%(成約率) |
アコム | 50.2%(新規貸付率) |
アイフル | 42.0%(無担保新規貸付率) |
SMBCモビット | 非公開 |
※いずれも2017年5月データ
総じて半数前後が審査に通過しています。意外と審査に落ちていると感じた人も多いのではないでしょうか。大手消費者金融の中で最も通過率が高いのはアコムという事になります。
中小の消費者金融は審査が甘い?
意外と審査が厳しい大手の消費者金融。それもそのはず、大手である分社会的なプレッシャーも強いので、ある程度厳密に審査しようとしているわけですね。
それに対して、フクホー、スペース、キャネットといった中小の消費者金融ですと、いわゆる「ブラック」でも審査に通過したという声もあります。審査の中身は絶対に教えてもらえませんので「甘い」というのが本当かどうかは定かではないのですがネットではこういった声があるのも事実です。
大手に申込んで駄目なら中小消費者金融
大手の消費者金融に申し込んで審査落ちしてしまった場合は、中小の消費者金融に頼るという手もあります。中小と言っても、きちんとした会社もたくさんありますよ。
一覧は以下の通りです。
金利 | 限度額 | |
---|---|---|
フクホー | 7.3~20.0% | 200万円 |
スペース | 8.0~18.0% | 500万円 |
キャネット | 15.0%~20.0% | 300万円 |
ダイレクトワン | 4.9~20.0% | 300万円 |
セントラル | 4.8~18.0% | 100万円 |
フタバ | 14.959%~17.950% | 50万円 |
ニチデン | 7.3~17.52% | 50万円 |
ライフティ | 8.0~18.0% | 500万円 |
金利はかなり会社によってばらつきが激しく、限度額は大手より低めの傾向にあります。これはそれほど高額のお金を借りるつもりがないのであれば問題ないでしょう。
おすすめは「初回契約日から30日間無利息」のサービスがついたフクホーとセントラルですね。他にも、スルガ銀行のグループ会社であるダイレクトワンも「銀行傘下」という安心感があります。
消費者金融を利用する際の注意点
大手だろうと中小だろうと、消費者金融を利用する際に注意すべきポイントがあります。
- 同時申込はしない
- 申込内容に嘘は書かない
- 希望限度額は最低限の金額にしよう
- 総量規制内に収まっている必要がある
こちらそれぞれご説明したいと思います。
同時申込はしない
審査落ちが心配だからと言って、いくつもの消費者金融に申し込むのは止めましょう。
複数申込の情報はあなたの信用情報として登録されており、それを見た消費者金融の担当者は「この人はいくつもの会社からお金をかりないといけないほど、お金に困っている」と判断されて審査に影響する可能性があります。
申込内容に嘘は書かない
バレないだろうと思って会社名や収入などの申込情報にウソを書こうとする人が時々いるのですが、これは絶対にやってはいけません。そもそも、個人情報は「信用情報機関」というデータベースにすべて書き込まれているため、ウソをついてもすぐにバレてしまいます。
バレた場合はしばらく「ブラックリスト要員」としてどの会社からもお金を借りることが難しくなるはずです。リスクが高すぎるので正直に、誠実に行った方がずっとよいでしょう。
希望限度額は最低限の金額にしよう
限度額が大きすぎると、より厳格な審査が行われて結果として審査落ち…になる可能性があります。
それに、万が一借りることができても、金額が大きすぎると返済も大変ですよね。あらかじめ必要な金額をある程度数字として計算しておき、その最低限の分だけお金を借りるよう心がけましょう。
総量規制内に収まっている必要がある
総量規制とは、貸金業に課せられた規制です。年収の3分の1以上の人にはお金を貸してはいけないというルールがあるため、例えば年収300万年の人には100万円以上借金できないわけです。
他の消費者金融でお金を借りている場合、合計が年収の3分の1以上にならないかチェックしておきましょう。
検索結果に出てくる極甘審査ファイナンスに注意
先ほど中小の消費者金融一覧をご紹介しましたが、大手とは違って名前を知っているところはほとんどなかったのではないでしょうか?名前を聞いたことがないと、利用しても大丈夫な会社なのか不安ですよね。
グーグル検索で消費者金融や銀行などを検索すると出てくる「極甘審査ファイナンス」というキーワードには注意して下さい。審査が甘い分、法律(貸金業法)に違反した高利の貸付を行ういわゆる「ヤミ金」である可能性があります。
金融庁のこちらのサイト(http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/)では、金融庁に貸金業者として登録されるきちんとした消費者金融を探すことができます。
名前を知らない消費者金融を調べる場合は、まずこのサイトでチェックしてみましょう。名前がある場合はちゃんと法律を守る正規の業者です。
消費者金融のまとめ
消費者金融は信頼できるところも多いですし、きちんと返済さえすればトラブルになることはありません。ネットでの申込・借入・返済が一般化しているので、手続きも楽ちんです。はじめて利用する人にとっても、かなり便利になっています。
なお、先ほど紹介したダイレクトワンや、大手のプロミス・アコム・SMBCモビットなどは、銀行系の消費者金融です(プロミスはSMBCグループ、アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループ)。こうした銀行の傘下にある消費者金融は、体質的に安心できると言ってよいでしょう。
はじめて利用する人で「安心」にこだわりたい人は、これらの中から選んで申し込むことをおすすめします。